真面目な人、そして不真面目な人…。
僕は、この世の中は真面目な人ほど疲弊していき、逆に不真面目な人の方が人生を楽しんでいると感じています。
真面目な人は仕事などを一所懸命頑張るものの、その真面目さゆえ一人で仕事や悩みを抱え込んだり、頼みごとにNO!と言えなかったり、責任感が強いため神経が消耗しやすかったりすると思います。
真面目な人は社会に出ると生きづらさを感じることが多いだろうと思います。
すっごく分かりますっ!目の前のことをやらなきゃ、やり遂げなきゃ!となって、自分で自分にプレッシャーをかけてしまうんですよね……。
私の友達にもすごく真面目な子がいるんだけど、しんどそうな時にも無理に笑顔を作っている気がしてて、大丈夫かなぁ…って心配になるのよね…。
もちろん真面目さにはとても良い側面があり、真面目であることは褒められるべきだと思います。
しかし僕自身も真面目なタイプの人間であり、かつこれまで真面目な人たちを色々見てきて、今はこう思っています。
「別に不真面目でもいいよね」と。
真面目一直線で頑張りすぎる必要はなく、適度に肩の力を抜いて生きていった方がいいのではないかと今は思います。
もっと言うと、ただ不真面目になるのではなく、真面目と不真面目の間を目指す感じで生きていった方がいいのではないかと思っています。
この記事は、真面目なあなたが徐々に不真面目になっていくこと(肩の力を抜くこと)を後押ししていく記事であり、この記事があなたの生きづらさを少しでも軽減できるキッカケになれば、僕としてはとても嬉しいです 🙂
僕はこうして真面目でいることがバカバカしくなった
過去の自分、そして周りの真面目な人を見ていると、真面目な人はとても苦労をして生きていると感じます。
真面目だから、たとえ追い込まれていたとしても、真面目に頑張り続けてしまいます。
そしてそのまま心を壊してしまうケースもあります。
ある時僕は、僕自身や周りの人を見て、「なぜ真面目な人がそんなにしんどい思いをしなければいけないのか?ふざけんなよ!」と急にムカつき始めました。
一所懸命真面目に物事に取り組むことは素晴らしいことなのに、その反面精神的に疲弊してしまうことには納得ができませんでした。
そして僕はある時、とうとう真面目に物事に取り組むことが完全にバカらしくなりました。
「自分はこんなに一所懸命やっているのに、なぜ精神的にしんどい思いをしているんだ?それに対して不真面目な人は一所懸命取り組んでないのにこっちより楽しそうにしてる。人生が楽そう。逆じゃないのか?ふざけんなよクソが!!」
という感じで堪忍袋の緒が切れ、世の中のこのバッカバカしい構造にやってられなくなり、そして僕は真面目に頑張ることをやめました。
真面目な人ほど損をするというこの世の中の腐った構造に完全にプッツンしてしまいました。
やっていることが報われないと感じれば、人はモチベーションが下がりますしね…。
まぁ、仕方のないことだと思います……。
しかしそうすると、やがて自分の人生が良い方向に変わってきたのです。
「これは別にそんなに頑張ってやる必要もないしテキトーでいいや」とか、「失敗してもまぁいいや。俺は知らん」と思えるようになったことで、以前よりも楽に人生が生きられるようになりました。
しっかりやるところと手を抜くところのメリハリが付けられるようになり、自分を追い込みすぎることが無くなっていきました。
不真面目化が進んだ結果、メンタルヘルスは真面目一直線だった頃より明らかに良好になったと僕は感じています。
不真面目化が進んだとは言え、しかし与えられたことに対しては、今でもある程度真面目に取り組みはします。
全て手を抜いてテキトーにやるというワケでもなく、全て完璧にこなそうと気負いすぎてもいないという感じです。
僕は今、真面目と不真面目の間ぐらいにいると思います。
問題なのは「真面目”すぎる”」こと
僕は今、神経をすり減らさない程度で、真面目に頑張る時は真面目に頑張るというスタンスでいます。
なぜ真面目な人がしんどい思いをするのかというと、それは真面目すぎるからだと思います。
ただ単に真面目な人は問題がないと思っていて、問題になるのは真面目すぎるタイプの人だと思います。
僕は現在も根は真面目ですが、しかし今は自分を追い込みすぎたりはしていません。
「できないならできないでもういい」、「失敗したら失敗したで仕方がない」と思って今は超真面目に頑張り続けようとはしていません。
その結果、神経をすり減らすことも比較的少なくなりました。
なので、真面目さゆえにしんどい思いをしている人は、その「真面目すぎる性格」を、「適度に真面目な性格」にまで緩めてあげればいいと思います。
「与えられたことは真面目に頑張る。しかし適度に休憩は挟むし、無理なものは無理だし、これ以上頼みごとをされてもNOと言おう」という感じのスタンスでいれば、神経をすり減らしすぎることもなくなってくると思います。
そもそも目の前のやるべきことは果たして命を賭けてまでやるようなことなのか?と自分に問いかけてみるのもいいかもしれません。
きっと人生においてそれほど重要ではないことも多いはずです。
だとしたら、あまり気負いすぎなくてもいいのではないでしょうか?
うまく立ち回って世渡り上手な人が得をする世の中
この世の中でより良く生きるためには、物事を要領よくこなしたり、うまく立ち回る必要があると思います。
例えば仕事中にネットサーフィンをしていて、上司が近くに来た時だけ仕事を頑張っているフリをすると、普段いくらサボってネットサーフィンをしていようが、あなたの評価が下がることはありません。
このように、たとえ不真面目でもうまく立ち回ることができる人の方がより良い人生を送れるということも一つ現実だったりするので、だとすれば真面目に頑張り続ける必要もなく、少し手を抜くことを覚えて、あとはうまく立ち回れるようにした方がより良い人生が送れるんじゃないだろうかと僕は思います。
アメリカの映画なんかでよく観たことがあるわね。オフィスでゲームしてて、上司が来た時だけ画面を切り替えて仕事をしているように振る舞う光景(笑)
何もずっと真面目に頑張り続ける必要はないと思います。
ずっと走り続けられる車はありません。
どんな頑丈な車でも適度なメンテナンスが必要です。
我々に置き換えても全くそうで、少し肩の力を抜き、適度に休憩しながらもう少し雑に生きてもいいのではないかと思います。
不真面目になるとどうなる?
少々不真面目になったところで何かとんでもないことが起こるワケでもありません。
どうせ日本で生きている限り、のたれ死ぬことはありません。
会社をクビになっても、他に会社は腐るほどあります。
友達に嫌われても、他に友達になり得る人間は腐るほどいます。
真面目であることがこの世の絶対的な正義ではないですし、少々不真面目になったところで周りのみんなが敵になるなんてこともありません。
むしろあなたの心が安定することによって、真面目だった頃よりもさらに良いパフォーマンスが発揮できるかもしれません。
まさに僕がそうでした。
別にヤンキーや不良少年になれとは言っていません。
不真面目になって荒れ放題な生活を勧めているワケでもありません。
少しぐらい肩の力を抜いて生きていっても良いのではないかと僕は思います。
人生をより良くするための「工夫」ってやつだな、うん
完璧でいる必要はない
「何事も卒なく完璧にこなす」だとか、「周りからの人望も厚くて人間性も完璧」というような完璧性は僕は必要ないと思っています。
というか完璧な人間なんてこの世いるわけがないですし、自分が完璧だと思って完璧で居続けようとすることや、完璧を目指そうとすることは、とてもしんどいことだと思います。
人間は不完全で当たり前だと思います。
自分の欠けている部分は他の誰かに補ってもらえればそれで十分だと思います。
完璧さなんて周囲に見せる必要はなく、別に少々不真面目でも何の問題もないと思います。
不真面目になったところで死ぬわけでもなんでもないです。
むしろ僕は生きやすくなりました。
欠点があるアイドルの方がファンに応援してもらえるように、少し荒く、少しくらい不真面目に生きた方が人間らしくていいのではないかとも僕は思います。
もちろん真面目さを全否定しているワケではなく、真面目なことは素晴らしいことですし、本来持っているその素晴らしい真面目さをさらに活かすためにも、少し不真面目になってみてもいいんじゃないかなと僕は思います。
真面目不真面目もバランスが大事だと思います。
まとめ
「努力は報われる」「頑張っていれば必ずいいことがある」とはよく言いますが、しかし本当にそうでしょうか?
真面目に一所懸命頑張った結果、抱え込みすぎてつらい思いをしたり、心を病んでしまう人がいることもまた現実です。
また、他人と比較して「自分は真面目に頑張っているのにあの人は……」と思ってしまうのも人間だと思います。
真面目でいることが果たして絶対的な正義、正解なのか。
僕はそんなことはないと思います。
織田信長なんて父親の葬儀で位牌に抹香を投げつけてもあれだけの偉業を成し遂げていますし、不真面目でも世の中で活躍している人は十分たくさんいます。
むしろ不真面目な人の方が歴史に名を残しているのではないか?とも思います。
まぁ、確かにクレイジーな人の方が成功者になっているイメージがなんとなくあるわね。
俺の中でスティーブ・ジョブズとかその代表的なイメージかな
というワケで、真面目すぎてしんどい場合は、少し肩の力を抜いて少々不真面目になってみてはいかがでしょうか?という提案でした。
真面目なあなたが少し不真面目になることができて、それが生きづらさの緩和に繋がるのであれば僕は嬉しいです!
ここまで長々と読んでいただきありがとうございました! \(@凡@)/