主張

上司の役割はチームを円滑に回すための潤滑油になることだ!

「上司から部下へと作業の指示があり、部下は上司からのその指示をもとに仕事を進めていく」

一般的に会社ではこのように仕事を進めていくと思いますが、前線で仕事をする部下は上司の指示をもとに顧客や会社の売り上げに直接影響を及ぼしていくので、やはり上司は重要な役割を担っていると言えます。

上司の振る舞いは、直接でなくとも会社の業績に間接的に関わっているケースが非常に多いと思います。

例えば、上司の指示が間違っていた場合、どんなに部下が最高のパフォーマンスを発揮したところでその仕事は目標からズレているので最終的に失敗になりますし、部下の仕事の管理ができていないと、知らず知らずに部下が仕事をたくさん抱えてしまい、最悪部下が心を壊してしまうことになるかもしれません。

こういったことからも、会社内での上司の役割、振る舞いはとても重要です。

しかしニュースやネットなどを見ていると上司から部下へのパワハラ、精神的な追い込みの報道はよく目にしますし、仕事の責任を部下に押し付けたりすることもよくあるようです。

アメリカ人の転職理由で2番目に多いのが「上司の管理能力不足」らしいですよ。

日本でも転職の理由で「上司の仕事の仕方が気に入らなかった」って理由も多いみたいだな

このように、上司が適切に振る舞えなかった場合、会社として成果が上がらないばかりか人も辞めていってしまうのです。

やはり、上司の役割はとても重要です。

では、その上司の「役割」とは一体どういったものを指すのでしょうか?

どう振る舞えばいいのでしょうか?

仕事をする上で上司部下関係なく達成すべき一番の目標は、チーム及び個人に科された目標を達成していくことだと思いますが、その目標達成のために上司はチームを潤滑に回していかなければなりません

もしチームが潤滑に回ることがなく、効率が悪くて生産性が低ければ、チームに科された目標の達成は困難になるでしょう。

チームを円滑に回すことは上司の大切な役割であり、一歩引いた視点で仕事全体を眺め、必要なことは上司がやり、部下に任せるべきことは部下に任せるという、適切な役割分担を心がけていく必要があります

そこで、具体的に上司が部下に対してどう振る舞えばいいのかについて、振る舞いや心構えをこれから述べていきたいと思います。

部下を育てるという意識を持つ

上司は部下を育てるという意識を持っておいた方がいいと思います。

部下が成長することで会社の底力も上がりますし、部下本人の人生にとっても自分が成長することはとても有意義なことだと思います。

経営資源は一般的に「情報」と言われていますが、物を扱うのは人であり、金を扱うのも人であり、さらに情報を扱うのも人であり、これらは全て人を介して扱われるため、結局はそれらを扱う人」が一番重要な資源となってきます。

会社は人でできており、良い人材が多いほどその会社は強く、将来の可能性が豊かになるため、上に立つ者は下の者を育てていくという視点が重要になってきます。

選手として偉大な成績を残し、監督としてもプロ野球史に残る名監督として知られる野村克也さんの言葉にこんな言葉があります。

金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流

野村克也

仕事をするのは人です。

良い人材が増えることで、会社の競争力は増していくでしょうし、それが結果的に上司自身の目標の達成や、会社の業績向上に繋がっていくのです。

会社が「人」でできている以上、その「人」を育てることで会社の力が高まり、結果的に業績アップに繋がっていくというのは納得だわ!

なので上司は長期的な視点を持ち、日々の業務の中で「部下を育てる」という視点も持ち合わせていた方がいいと思います。

そして後進を育てることができる上司は、きっと上司として高く評価されると思います。

部下のモチベーションに気を配る

モチベーションは人の行動に大きな影響を与えます。

当たり前のことですが、モチベーションが高ければ日々のパフォーマンスに良い影響を与え、モチベーションが低ければ日々のパフォーマンスに悪い影響を与えます。

モチベーションがパフォーマンスに関わるということは、上司はある程度は部下のモチベーションを気にかけた方がいいと言えます。

定期的に話を聞いたりして、部下の不満点や悩みなどを聞いておくのは有意義なことだと思います。

また、部下の方もそうやって気にかけてくれる上司がいると、この人のために頑張ろうと思ってモチベーションが上がることもあると思います。

あと、状況にもよりますが、部下のモチベーションをコントロールするとても簡単な方法として、褒めることが一つ挙げられると思います。

しかも褒めるという行為はコストもかからず簡単にできます

褒められることはその人にとって自信にも繋がりますし、その望ましい行動をまた繰り返そうとすることで、自然とそのことができるようになっていくでしょう。

大日本帝国海軍の大将であった山本五十六はこんな言葉を残しています。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ

山本五十六

多くの部下を持つ彼も、褒めることの重要性を感じていたようです。

褒められて嬉しくない人なんていないでしょうね!

また、部下が興味や関心、熱意を持って取り組めるような仕事があるのであれば、それを任せてみることも高いモチベーションを引き出すことに繋がると思います。

人は自分がやりたいことに対して高いモチベーションを発揮するもので、もし部下のモチベーションが下がっているようであれば、その部下の興味があることを探ってみるのも一つ有効かもしれません。

部下に仕事の指示を”明確”に出す

上司は部下に明確な指示を出さなければなりません。

指示が不明確なまま部下が仕事をすることになると、誤った認識のまま作業が進み、取り返しのつかないことになり得るからです。

そしてその取り返しのつかないことの責任は結局は上司が取らなくてはいけません

これは全く生産性がないと思います。

だから後々になって自分が無駄な責任を負わなくていいように、しっかりと明確な指示を出しておく必要があります。

ネットのアンケートなどを見ていると、「上司の指示が曖昧」という不満が多く見受けられます。

検索で「上司 指示」まで打つとその続きに
「上司 指示が曖昧」
「上司 指示 分からない」
「上司 指示が下手」
とか色々出てくるぞ

…結構辛辣ね^^;

部下の仕事を評価する

上司は部下の仕事ぶりを評価しなくてはいけません。

部下の仕事ぶりを評価し、人事考課の時に給料の反映に繋げたり、部下の仕事の改善に繋げる必要があります。

また、人事考課の時には部下に改善点のフィードバックが適切に入るよう、客観的で公正な評価を行わないといけません。

良いところは良いと伝え、ダメだった部分は次はこうしてほしいと的確に伝えなくてはいけません。

部下を育てる上で、フィードバックは絶対に欠かせない要素であると思います。

自分で自分の何が問題なのかが分からなければ改善のしようがないからです。

なので第三者から改善の必要があるポイントを教えてあげる必要があります。

そうすることで部下は自分の足りない部分に気付き、自ずと成長していくでしょう。

確かに、問題に気付かなければその人はずーっとそのまま変わらないだろうしな

部下のミスは叱責しない

僕は部下のミスは厳しく叱責してはいけないと思っています。

もちろん会社のルールを破ったり、悪意を感じるような行動に関しては厳しく叱責し、処罰をする必要性は否定しません。

しかし悪気がなく起こしたミス等であれば、部下を厳しく叱責する必要性は全くないと思います。

なぜなら厳しく叱責することによって、叱責を受けた人のメンタルが乱れるからです。

ここで言いたいのは、わざわざメンタルを乱す必要性はあるのか?ということです。

起きたミスに対して、原因と対策を論理的に分析して「次からはここを気を付けましょう」で十分事足りると思うのです。

能力不足を叱責してしまえば、その人はますます自信をなくしてしまうでしょう。

そして下がった生産性で仕事をするのはなんとも効率が悪いと思います。

わざわざ部下のメンタルを乱してその後のパフォーマンスを下げるメリットを僕は全く感じません。

人によってはすぐ心が折れますし、そんな何のメリットがあるか分からなくてデメリットばかり浮かぶ行為はする必要がないと思っています。

また、ミスを厳しく叱責することで次から部下はミスを表に出しづらくなります。

ミスを隠すような体質が出来上がってしまいます。

そしてそれはやがて会社にとって大きなダメージに繋がる可能性があります。

まずい事態が生じると、そのまずい状況を早く表に出してリカバリーしないといけないのに、部下は「このミスを上司が知ったらまた怒られる」と思ってなかなか表に出さず、結局ミスのリカバリーが遅れ、結果的に会社にとって大きなダメージとなってしまう可能性が高くなるでしょう。

部下は上司と同じようにできなくて当然なので、一歩引いた視点、長期的な視点で優しく教えてあげましょう。

私なんて怒られると「シュン」となっちゃって、その落ち込んだ状態で仕事をしたことでさらに思わぬミスを起こしちゃって、また「シュン」となって……っていう悪いスパイラルにハマったこともあったわ。。。

まとめ

ここまで上司の役割について見てきました。

上司の役割は細かなことを挙げると色々あると思いますが、一歩引いて部下を見てあげることはとても大切です。

実際に前線で作業をするのは部下です。

上司が現場に口を出してばかりでは思うように現場の作業が進まず、かえって非効率になるでしょう。

だから実際の作業は部下に任せ、上司は一歩引いた視点から部下の仕事を眺め、必要に応じてサポートするといった姿勢が大事になってくるのです。

上司は、部下が最高のパフォーマンスを発揮して良い仕事をするための潤滑油的な存在になる必要があると思います。

仕事も役割分担です。一から十まで全て自分でやる必要はありませんし、そもそもできないと思います。

部下に任せることは任せ、自分がやるべきことは自分がやり、それぞれが自分の役割を果たすことで仕事は円滑に進んでいくでしょう。

上司には上司の、部下には部下の役割がそれぞれあるんだね。

そして各自がそれぞれの役割に徹することで、結果的にチームの効率、生産性を向上させるのですね。

この記事が悩める上司の方々の参考に少しでもなれば幸いです。

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m

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