僕は作曲が超得意です。
なぜかは分かりませんが、頭の中にいつも良いメロディーや歌詞が浮かんできます。
ただ浮かぶだけじゃなく、一定の高いクオリティーを保ってフレーズが浮かんできます。
俗に言う天才ってやつですね。
僕は音楽に関しては正直天才だと思います。
本当に誰にも負ける気がしないです。
また絵を描くのも観るのも好きですし、ユニークなアイディアを閃ける自信もあります。
このように僕の持っている資質は右脳系の資質であることは間違いありません。
学生時代も美術や工作系の評価は良く、理数系の評価はボロボロでした(笑)
そんなクリエイティブ芸人の僕ですが、しかし大学卒業後は自分の資質とは真逆である理系の仕事に就いてしまいました。
当然理系的な能力が一切なかった僕は仕事でめちゃくちゃ苦労しましたが、同時に論理的思考力などの理系的な能力が少しずつ身に付いていきました。
しかしその一方で一つ心配していたことがありました。
それは、理系の能力が発達すると、同時にクリエイティブな能力は失われてしまうんじゃないかという不安でした。
数字に強い人はクリエイティブなことが苦手で、クリエイティブな人は数字や論理が苦手な傾向にあると思います。
左脳系の能力と右脳系の能力を同時に持ち合わせることは果たしてできるんだろうかと僕は疑問に思っていました。
左脳系の能力が発達すると、右脳系の能力が落ちていくのではないかと心配していました。
全てを満遍なくこなせる人間を僕は知りません。
例えばレオナルド・ダ・ヴィンチは万能の天才と言われていますが、僕としては彼は完全に理系の人であり、ちょっと芸術家っぽい感じじゃないのかなって思っています。
こう言うと、「レオナルド・ダ・ヴィンチは数々の名画を残しており、モナリザなんて誰もが知っている芸術作品じゃないか!彼が芸術分野にも秀でていたのは事実だろ!」
という声が返ってきそうですが、僕はちょっとそれは違うんじゃないかと思っていて、例えばモナリザは現実世界を筆で再現している作品であり、それは芸術家というよりも「職人」とうイメージが僕の中では強く、筆で細部を細かく描いていく、物事をキチキチと積み上げていくタイプはやはり理系だと思います。
僕が思う「芸術家」とは、ピカソやダリや岡本太郎のような現実世界を超越した突拍子もない表現をする人たちのことであり、作品にユニークな発想、想像力が感じられないと僕はその作家に対してあまりアーティスティックなものを感じません。
なので、ダ・ヴィンチは右脳はそれほど使っておらず、科学者、研究者、職人の面を持ち合わせていたが彼が持っていた資質は、やはり理系的なものだったんだろうと僕は考えています。
もちろん「モナリザは芸術作品とは呼べない!」などと言うつもりはなく、職人気質の人によって細かく作られた精密な写実絵画も当然素晴らしい芸術作品であり、そこを否定するつもりは全くありません。
それはただ単に芸術家としてのタイプが違うというだけですからね。
という感じで、ダ・ヴィンチの資質を考えてみると、彼は万能の天才ではなく優れた理系タイプの人だったと僕は思っています。
レオナルド・ダ・ヴィンチは他にも建築、科学、数学、解剖学、天文学などで業績を残していますが、確かにこう見ると純粋な理系っぽい感じはしますね。
しかし同時に彼は音楽も作っているみたいなので、その音楽はぜひ聴いてみたい気がします。
そうだな。それでもしその音楽が良い音楽だったら、もう万能の天才と認めなきゃいけないかもな。音楽を「ただ単に作るだけ」なら誰だってできるだろうけど、そこに才能を感じさせられる美しいメロディーがあれば、もう完全に万能の天才って呼ばざるをえなくなるな
何でもできるスーパー人間はおらず、僕は能力には偏りがあると思っており、相反する能力を同時に持ち合わせている人間はいないと思っていたので、論理的な能力を高めた時に作曲能力を失ってしまうのではないかと心配していました。
プログラミングができるようになってくると、メロディーが浮かばなくなってしまうのではないかという心配を感じ続けていました。
そこでこの記事では、IT企業で6年働き、並行して作曲活動を続けていた僕が最終的にどうなったのかについて、僕のこれまでの能力の変遷と作ってきた作品を対比させながら詳しく見ていきたいと思います。
果たして、論理的思考力が向上することで作曲力は衰えたのでしょうか?
これって何だかちょっとした研究発表会みたいですね \(^d^)/
比較
ではこれから以下に僕の論理的思考力の変遷と音楽作品を載せていくので、その二つを対比させながら論理的思考力と作曲能力の関係について見ていきたいと思います。
まず、まだまだ論理的な能力が皆無に等しかった時にやり始めたYouTubeのチャンネルがこちらです。
2017年の春にチャンネルを開設しましたが、この時僕は以下のようなレベルのポンコツ社員でした。
- 報告することがあっても頭の中がぐちゃぐちゃでまともな報告ができない
- 作るプログラムがバグだらけで僕のアプリは雨後の筍のように次々とバグが発生し続ける
- 教えてもらったことが理解できているか理解できていないかよく分からず、教えてもらったことをやる段階になって結局理解できていないことが判明する
- 分からないことがあっても周りに遠慮して聞くことができず、時間を数時間〜数日無駄に浪費してしまう
まぁ、まだ色々ありますが、これだけでも読んでもらったら分かる通り、僕はエグいレベルのポンコツでした。
その後こういう状態が2019年の夏ぐらいまで続きました。
2019年の夏頃までは、僕の論理的思考力は体感的にほぼ変わりがありませんでした。
そして2019年の夏頃から、僕は仕事が急にできるようになってきました。
誰かに事実をちゃんと報告できるようになってきましたし、目の前の課題を自力で解決できる場面も少し出てくるようになりました。
そして自分の中に少し自信が芽生えるぐらいに論理的な能力が上がってきたのが2019年夏頃〜2020年夏頃でした。
2020年の夏頃には、人並みぐらいには論理的に物事は考えられるかな?というくらいにまでなりました。
2020年の夏頃には、あらかじめ報告したいことを頭の中である程度まとめておかなくてもその場ですぐ報告ができ、教えてもらったことを自分の頭の中で整理し、噛み砕いてきちんと理解することができるようになっていました。
そしてその後も新しく作ったYouTubeチャンネル↓に音楽を投稿し続けました。
その間仕事では相変わらずスムーズに作業をこなし続けました。
以上、ざっとここまで僕の論理的思考力と音楽制作の変遷を紹介してきました。
このようにIT系の仕事を続けることで、0だった僕の論理的思考力は向上し続け、それと並行して作曲も行いつつYouTubeに作品を載せ続けました。
結果発表
さて、論理的思考力が向上することで作曲力は衰えたのか、上で色々と対比してもらえば分かると思いますが、結論を言うと、ズバリ、作曲力は全く衰えませんでした!
ご覧のように論理的思考力が一気に高まりつつある2019年以降でもYouTubeを見てもらえば分かるように普通にメロディーは思い浮かんでいましたし、論理的思考力が人並みにまで高まった今現在でも普通にメロディーや詩は思い浮かびます。
むしろ現在は、以前よりも作曲のバリエーションが増えて作曲力は上がっているとすら思います。
はい、論理的思考力が高まってもクリエイティブな能力は全く衰えませんでした。
このように、自分でも拍子抜けするぐらい自分の心配事は杞憂に終わりました。
獲得した能力は他の能力を邪魔したりしないのですね。
論理的思考力向上によって作曲に影響したこと
そして論理的思考力が向上したことにより、先ほども少し述べたように作曲にも良い影響を与えています。
理解力が上がったので音楽理論がちゃんと理解できるようになったり、作曲で自分の弱いポイントを分析して改善できるようになりました。
ミックスやマスタリングにおいても問題点を見つけ出し、解決策を考えて改善を続けていくことで音源のクオリティは上がり続けています。
作曲力は全く衰えず、そして持ち前の作曲力を色々な形で補完できるようになりました。
僕は今、論理的思考力が向上して本当に本当に良かったなと思っています。
音楽制作で論理的な力はかなり役に立っていると感じていますし、また日常生活でも論理的な力は役に立っているからです。
こうやってブログを書く時にもかなり役立っています。
まとめ
以上、ここまで僕の過去をざっくりと振り返り、論理的思考力の向上がクリエイティブな能力に悪い影響を与えないことをお話ししてきました。
なんせ僕の論理的思考力は大げさに言っているわけでもなく、本当に本当にガチで無茶苦茶に酷かったですからね(笑)
頭の中がぐっちゃぐちゃで、思考が完全にぶっ飛んでいました。
ジュースを買おうと自販機に100円入れたらTシャツが出てくるみたいな感じです。
「ど、どうやったらそんなふうに解釈するの、き、きみは」
みたいな感じでホント手が付けられないレベルのぶっ飛んだ思考回路でした。
よくあんなのがここまでマトモになったよなぁって自分でもすげー感心してしまいます(笑)
まぁ、元々自分の作曲能力に対してはかなりの自信を持っていましたが、ポンコツ具合が少しずつ改善され、論理的思考力を身に付けたことで結果的に作曲に対する自信はさらに深まりました。
普通作曲家は曲を作っていくとネタ切れになってきますが、多分自分に関してはそんなことは今後起こらないんじゃないかなとも思います。
論理的に分析し、問題点を改善する力が今の自分にはあるからです。
自信マンマンね!
なんかうらやましいなぁ。
まぁ、こうなるまでは想像以上に過酷だったけどね(笑)
ホント、タダで手に入れたものじゃなく、やっぱそれ相応に大変だったよ。
向いていないことをやり続けるのはガチでしんどかった。
しかしとても興味深い事例でした。
このような研究結果は見たこともないですからね。
色々なことに興味関心がある人はどんどんチャレンジした方が良いと思います。
人の持つ可能性は無限大なのかなってやっぱ思います。
なにはともあれ、一つの能力を鍛えても他の能力が衰えるということはないでしょう!
少なくとも僕はそうでした!
なのでこれからも僕はガンガン曲を作っていき、底無しの作曲能力を証明し続けようと思います 😉
ここまでお読みいただきありがとうございました!
いつかみんなの度肝を抜かせてやりますよ。