考察

減点方式が人を見る上でいかに最悪最低かを渾々と語る

僕は相手の良いところを見ようとしない姿勢が嫌いです。

とにかく他人のアラ探しばかりをしようとする姿勢は当然嫌いです。

僕は大人になるまで減点方式で教育を受けてきました。

減点方式とは、例えばある人の評価が最初は100点からスタートし、そしてその人に失敗や問題があるたびに100点からどんどん点数を引いていくという評価のやり方です。

それとは反対に加点方式という考え方もあり、加点方式は、ある人は最初は0点からのスタートですが、その人に成功や改善が見られると0点からどんどん点数を足していくという評価のやり方です。

要はネガティブな要素を基準に評価をするのが減点方式で、ポジティブな要素を基準に評価をするのが加点方式と言えると思いますが、どちらが絶対的に優れているかというものでもなく、場面によって使い分ける必要があると思います。

例えば実際に物を作るという場面においては加点方式よりも減点方式の方が適していると思います。

飛行機を作る会社が機体の問題点を一つ一つチェックして問題点があればダメ、問題点がなくて初めてOKということでなければ恐ろしくて飛行機なんて乗れないと思います。

完成した部分だけを見て「エンジンが作れたOK!ハンドル作れたOK!翼も良い感じでOK!よし出発!」ってそれめちゃめちゃ怖い飛行機じゃんね。

飛び立ったが最後、もう2度と乗客はこの地球の地面を踏みしめることはないんだろうな。おー怖

このように減点方式の方が加点方式よりも適している場面はありますが、しかし僕は物に対してではなく人に対して減点方式はダメで、人には加点方式で考えるべきだと思っています

実際に減点方式の教育を受けた身として、そして社会人になって色々な人と仕事をしたり個人的に色々と経験をしてきて、僕は減点方式の弊害をひしひしと感じています。

加点方式で考える人がもっと増えればいいなと思っています。

というかこれからの時代は加点方式で考えていかないと会社としても個人としても順当な成長は見込めず、様々な社会の競争に負けていってしまい、望む結果も得られにくくなると思います。

ではなぜ僕が減点方式が良くないと考えているのか。

僕の経験等を踏まえてその辺の理由を以下で詳しく述べていきたいと思います。

チャレンジする意欲を失わせる

もし会社の評価方法が減点方式だと、失敗すれば低い評価が与えられるので、社員のチャレンジする意欲を失わせる結果になりやすくなると思います

そこに現状維持の風土が構築されると思います。

そもそも新しいチャレンジをする上では成功するよりも失敗する確率の方がはるかに高いので、高い確率で低い評価を与えられるような環境が整っているのなら、わざわざ高いリスクを冒してチャレンジをするという人は少なくなると思います。

一方、加点方式の場合、失敗してもチャレンジしたことが肯定的に評価されるのであれば、「うまくいくか分からないがとりあえずやってみよう!」というように色々なチャレンジが環境的に生まれやすいのではないでしょうか。

そもそも新たなチャレンジをして成功するということは一種のギャンブルというか宝くじみたいなものだと思います。

世の中にはチャレンジしても失敗に終わった人が数えきれないほどいますから。

成功例なんてほんの一握りです。

しかし、その僅かな可能性に賭けることでしか成功は掴めないのもまた事実だと思います。

リスクなくして成功は見込めません。チャレンジがなければ現状と何も変わりません。

現状のままでいいのであれば何も変える必要はないと思いますが、「新しいことがしたい!」とか「成功したい!」という思いがあり、社員に色々と発案してもらいたい、社員間に積極的にチャレンジするような風土を作りたいのであれば、加点方式の評価方法を採らざるを得ないと思います。

減点方式は人を萎縮させてしまうだろうな。減点方式の下では誰も新しいことをやりたがらなくなるのは、まぁ当然のことだと思うわ

人間の特性を利用したうまい仕組みづくりが必要になってきますよね。チャレンジする人を増やしたければ前向きにチャレンジする人を増やすようなそんな環境作りが。

ちなみに最近個人的に感じていることがあって、大相撲の横綱や大関になりたくない力士の多さって異常じゃないかと思ってて(横綱や大関になりたい力士が実際は多いのであれば僕のただの勘違いなので以下の意見は無視してください)、あれって要するに横綱や大関の責任がめちゃくちゃ重くて、しかも何かあればすぐ相撲協会の上の人たちから「伝統ガー」とか「品格ガー」って言われるから誰もなりたくなくなってるんじゃないかって個人的に思ってます。

負けが込めば引退か地位の陥落ですし、品格や道徳的なことまで細かく口出しされて、責任はかなり重大なポジションですし、正直横綱や大関になったことによる報酬(給料や名声などの合計)よりも横綱や大関でいることの苦痛の部分(責任やプレッシャーや批判などの合計)の方が遥かに勝っていると思うんですよね。

僕はこれも減点方式の弊害だと思っていて、相撲協会も何かあるとすぐ力士の批判ばかりするんじゃなくて、どうすれば大相撲がもっと魅力的な競技になるのかということの方を考えるべきなんじゃないかと思いますね。

ただでさえ大変な横綱や大関がさらに身内からダメ出しばかりされてたらそりゃ本人も嫌になるだろうし、そんなの見てたら力士になりたいと思う人も減る一方だと思うんですけどね。

その結果競技人口が縮小したら結局ダメージを食らうのは相撲協会のお偉いさんたち自分自身なんですけどね。

話がめっちゃ逸れました。

しかも思い違いだったらごめんなさい(笑)

でもみんな横綱や大関になりたいんですかね?どうなんですかね?

他者の力を効果的に引き出せない

減点方式だとその人の良いところになかなか気付けません。

というか第一に悪いところを探そうとしている時点でそもそも良いところを見つける気はないのでしょう。

しかしそれは交通事故を気にして乗り物に一切乗らないのと一緒だと思います。(何か精神的な病気で乗れないのであれば話は別)

良い部分を引き出せば良い効果が得られるのに、悪い部分ばかりを見て本来なら得られるはずの良い効果を得る機会を逃すことはもったいない!と思います。

その点、加点方式だとその人の良いところ、強みを考える必要があるため、自然とその人の能力に対して建設的な考え方ができるようになってくると思います。

会社でも個人でも、僕は相手の良い部分を見ようとする姿勢を持つことは大事だと思っています

人間なので問題点なんていくらでもありますし、生きていれば「行動が常識外れ」「能力が低い」と思うような人に出会うことも、まぁあるでしょう。

しかし案外どんな人にも良いところは何かしらあるもので、悪い部分だけを見て全否定するのは僕は非常にもったいないと思います。

一部が黒くなっているバナナを全部捨てるようなものだと思います。

まぁ、減点方式だと批判をするだけなのでラクですよね。

良いところを見ようとする方が労力は要ります。

しかしその分相手のいいところを見つけられるとそれ以降その人のその力を使うことができるようになるので、有利に物事を進められる確率は以前よりも高くなるでしょう

ゆえに加点方式で考えていった方がずっと生産的だと僕は思います。

完璧な人間なんていないしね。問題点だけを見ていたら、ホントそれだけで人生終わっちゃいそうな気がする

何も生産的なことなんて出来なさそうではあるよな

モチベーションを下げてしまう

人は褒められるとモチベーションが上がります。

褒められると脳内ではドーパミンが分泌され、脳が気持ちいいと感じます。

人間の脳はこのような仕組みなので、褒められると嬉しくなってやる気が上がるのは人間の仕組み上当たり前のことです。

しかしダメ出しばかりされると次第にやる気はなくなっていきます。

問題点ばかり指摘されて褒められることがないので脳内でドーパミンなんて分泌されようがありません。

むしろ「あぁ、自分はダメなんだ…」と自信を失わせてしまうリスクの方が大きいと思います。

なので、ただ問題点を指摘することに終始するのではなく、「ここまで達成すればOK」というラインを設定し、そこをクリアするときちんと評価をするということをやらなければいけないと思います。

合格ラインを示さず、できたことも褒めず、問題点だけを批判することはただの無責任だと思います。

それは何の生産性もないと思います。

人を成長させないどころか人のやる気すらも奪うことが減点方式のタチの悪い弊害だと思います。

俺なんてダメ出しばっかりしてくる友人がウザすぎて鬼ギレしてやったわ昔。単純に鬱陶しいもんなアレ

今の野党を見てても思いますが、批判だけして何の対案も出さないなんてこんな無責任なこともないですよねって思います。

納得感のある評価ができない

減点方式だとできないことの方が目立ちます。

できることよりもできないことの方が目立ってしまうため、それを評価に反映させると評価された側は納得できない可能性が高くなるでしょう。

人は後ろ向きな要素に対して敏感になります

例えば物を購入する時に、概ね良いけど一つ不満点があればその不満点が目立ってしまいます。

ネガティブな要素、リスクに対して人はそっちに意識が向かいやすいです。

なので一つあった問題点に他の良かった部分の評価が引きずられてしまっては、結局評価された側と評価者の間で成果に対する認識にズレが生じてしまい、納得感のある評価にならず評価された側が不満を抱えるという結果になりやすいでしょう。

減点方式の姿勢だと特に通常よりも評価が低くなってしまいがちだと僕は感じています。

同じ問題点でも加点方式で見た時の問題点と減点方式で見た時の問題点の捉え方は違ってくると僕は経験上思っています。

できるだけ納得感の高い評価がされるに越したことはないので、そういう意味でも僕は加点方式で評価をした方が評価する側も評価される側もより納得感の高い評価結果になるのではないかと思っています。

人が会社を辞める理由として、人事評価の不公平感が一つ大きな理由としてあるようですね。

減点方式とか加点方式とか色々あるかもだけど、それだけ適切な評価をすることって大事なことなんだね!

まとめ

ここまで人を見る上で減点方式がダメな理由を述べてきました。

減点方式だと批判をするだけなのでラクです。

でもラクな分、人を見る側は何も考えようとはしないので、何か良い結果が生まれることは少ないと思います

もちろんその人の問題点、改善点を把握することは大事です。

問題点や改善点を把握して本人にフィードバックしないと何も改善しないし成長しないからです。

問題点、改善点を把握することは大事なのですが、減点方式の人は、ただただ問題点を指摘することに終始しがちになってしまうことが問題だと思っています。

「コレコレができないからダメ」じゃなく、「これこれができたから良かった。けどこのできていない部分を次頑張ろう」と伝えないといけないと思います。

そして他人の良いところを積極的に見つけ出し、その力を効果的に引き出せるようになれば、自己や所属する組織の成長や競争力アップにつながると思います。

あと、やっぱりどんな人でも良いところを探したら案外良いところってあるものだなと思います

どんなにムカつく人でも、何かしらやっぱりあります。

キレイゴトみたいに聞こえるかもしれませんが、僕自信が相当ヤバいやつだったので、なおのことそう思います(笑)

というワケで、人と接する時は加点方式で考えた方が良いんじゃね?という記事でした。

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございましたmm

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