考察

ネガティブ思考でも構わない!ネガティブも時には良いものだ

ネガティブ思考は一般的に良くないものだとされています。

確かにネガティブな状態よりポジティブな状態の方が楽しいですし、世の中には前向きな作品、ストーリーが溢れています。

しかし基本的にネガティブ思考の僕は、必ずしもネガティブ思考が悪いとは思っていません

時にはネガティブ思考を持っていることが重要になる場合もあるのです。

無理にネガティブ思考を直そう直そうとする必要は、ないのです!

…そうなの?なんかネガティブ思考って悪いイメージしかないから全然ピンとこないや。

うん。前向きでいることが「ベスト」な気がするけどな

逆に言うとポジティブ思考が弊害を起こしてしまうケースもあるのです。

そこで、なぜネガティブ思考は無理に克服する必要がないのかについて、これからその理由を話していきたいと思います。

きちんとした計画を立てることができる

ネガティブ思考の人は考え方が後ろ向きなので、自然とリスクが頭の中に湧いてしまいます。

しかし、それは計画を立てる人にとってはかなり重要な資質になるでしょう。

なぜなら計画を立ててそれを成功に導くには、あらかじめリスクをきっちり考えておかなければいけないからです

例えば富士山の登山を計画する時に、「まぁいけるっしょ!w」と何のリスクも想定せず登った場合と、「山頂付近は寒くなるから防寒着を持って行って、それから暗い道を歩くと転倒するからヘッドランプも持って行って……」と様々なリスクを想定して準備をしておくのとでは、確実に後者の方が計画を成功させる確率が高いでしょう。

まぁ、行き当たりばったりな計画ってうまくいかないもんな

そもそも「まぁいけるっしょ!w」と言って何もしていない時点で、それはすでに計画とは呼べないですからね(笑)

計画を立てる人は、リスクをきちんと想定できなくてはいけないので、ゆえに計画を立てる人はポジティブ思考よりネガティブ思考の人の方が向いていると言えます。

例えば、過去に日本がアメリカと戦争をした太平洋戦争では、日本側の計画を立てる人たちはポジティブ思考の人ばかりで、「こうすればアメリカ軍なんて簡単に倒せる!」と思っていました。

しかし、そんな人たちが立てた計画ではリスクが全く考えられておらず、「やればできる!」という精神論を元にしためちゃくちゃな計画ばかりで、ずさんな計画の元、たくさんの死者を出していきました。

「アメリカ軍と出会っても銃を空に向けて2、3発撃てば奴らは尻尾を巻いて逃げていくだろう」なんて楽観的なことばかり言っていたようですね日本軍の上層部は。

…そこまでいくと楽観的、ポジティブというか、ただのマヌケな気がするわ。。。

このようにポジティブ思考一辺倒の人が計画を立てると、計画は失敗し、場合によっては悲惨なことになってしまう確率が高くなるでしょう。

僕は基本的に、計画を立てる人はネガティブな人が向いており、計画を実行する人はポジティブな人が向いていると思っています。

計画を立てる段階ではネガティブ思考を使って様々なリスクを洗い出して計画を練り上げていき、そしてその計画を実行していく段階になれば、実行していく人たちはネガティブなことは考えず、自分を信じて前向きに実行していくことで良いパフォーマンスが発揮されるのだと思います。

だから、「ネガティブ = 悪」「ポジティブ = 善」とは必ずしも言えないのですね。

それは時と場合によるということです

計画を立てる人はネガティブな要素もしっかりと考えられる人でなければいけませんし、その計画を実行する人は愚直にポジティブに実行できるような人が適任であり、立場の違いによってポジティブ思考の人が必要とされるのかネガティブ思考の人が必要とされるのかが変わってくると思います。

現実をしっかり認識できる

ネガティブ思考の人は地に足をつけて物事を考えるため、現実をしっかり認識できます。

例えば、自分に都合の悪いこともしっかりと認識をして、それを改善していくことができるでしょう。

ポジティブ思考の人は、自分に都合の悪いことから目をそらしてしまう傾向がネガティブ思考の人より高いと僕は感じています。

それは、ポジティブな人は常に前向きでいたいため、ネガティブな要素を自分の中から排除しようとしているからかもしれません。

例えばイギリスの政治家に、ウィンストン・チャーチルという人がいます。

この人はうつ病の症状に苦しんでおり、ネガティブ思考タイプの人でした。

しかしこの人はネガティブ思考であるがゆえに、現実をしっかりと認識することができました

チャーチルは早い段階からヒトラーの脅威を一人叫んでいました。

どういうことかというと、当時のイギリスの政治家たちは、ドイツのヒトラーに対して性善説で物事を考えており、ヒトラーの脅威を正しく認識できていませんでした。

そのため、ドイツはどんどん国力を拡大していき、周辺国との約束を破り、そして第二次世界大戦を引き起こしました。

その後、当時のイギリスの首相は辞任し、チャーチルが首相になってドイツの猛攻からイギリスを守り、結果的に彼は現在もイギリス国民から英雄と称されることになっています。

このように、ネガティブ思考の人は厳しい現実を直視できる、正しく認識できるため、危機をうまく乗り越えられる可能性が高くなるのです。

ネガティブな人ってよく疑いを持つから人とは違う視点を持っているって聞いたことあったけど、チャーチルの例はまさにそういうことなんじゃないかな。

まさかチャーチルがうつの症状に苦しんでいたとは、意外ですね。
揺るぎない強い意志を持ったリーダーというイメージがあったので。

ここで一つ、「抑うつリアリズム」という興味深い学説を紹介したいと思います。

抑うつリアリズムとは、「うつ病の人こそが現実を正しく認識している」という説です。

ポジティブな人の方が、現実を歪めて解釈しているというのです。

例えば人は死にますが、死という恐ろしい現実を直視してしまうと死への恐怖に身がすくんでしまうため、人はある程度死から現実逃避をしているらしいのです。

このように一般的な人々は、程度の差はあれ、幸福な妄想を続けている状態にあるらしいのです。

その一方で、うつ状態の人は幸福な妄想を受け入れることができず、この世界の厳しい現実をそのまま直視してしまっているため、生きることが大変になっているとのことです。

つまり、実はこの世界を正しく認識しているのはネガティブな人の方であり、ポジティブな人は現実を少し幸福な方へと歪めて解釈しているらしいのです

これらのことから僕は、ネガティブ思考の人は現実をしっかりと認識して対処できる可能性を持っている人たちだと思ってます。

普段からミスを起こしにくい

ネガティブ思考の人はリスクに敏感なため自然と慎重になり、ミスを起こしにくいと思います。

ネガティブ思考の僕も仕事をしていると、「もしこうなってしまったら大変だ」とか「これをこうしたけど、本当にこれでいいのか」ということがよく頭の中を駆け巡ります。

こうやってかなり慎重になるので、その結果、自然とミスを起こす確率は低くなります

しかしここで個人的に少し不満なのですが、ミスが発生しなかった場合、もちろんマイナスの評価になることもなければ、それがプラスに評価されることもあまりありません。

ミスが発生しなかった分褒められてもいいと思うのですが、ミスが発生しなかったことは当たり前のこととして処理されてしまいます

なので、慎重になってミスを防いだとしても、それがあまり評価されないところが少し悲しいところだなと個人的に思っています。

ネガティブな人は普段ネガティブな分、ちょっとしたことでも褒められると余計嬉しさを感じると思うので、当たり前だと思わず褒めてもらいたいものだなとちょっと僕は思っています。

ネガティブ代表としてそれは声を大にして言いたいなと。

なんだか、ネガティブな人の人知れぬ苦労が伝わってくるな

まとめ

以上のことから、僕はネガティブ思考は無理をして克服する必要はないと思っています。

むしろネガティブ思考の人に適しているポジションや仕事があり、ネガティブ思考の人の方が力を発揮できる場面があるのです。

ネガティブ思考なのもポジティブ思考なのもその人の性質であり、どっちが良いか悪いかなんていう正解はありません

時と場合によります

社会はポジティブな人とネガティブな人の役割分担で動いているとも言えそうですね。

世の中無駄なものなんて何一つないってことね!

しかし、あまりにもネガティブすぎて日常生活に支障をきたすほどしんどい場合は、そのネガティブ思考を矯正していく必要があるでしょう。

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」で、ほどほどにネガティブである場合に限り、その力を発揮していくことができるでしょう。

ポジティブ万歳。

ネガティブも万歳です。

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