主張

辞めたいと思いつつ全く向いていない仕事を6年間続けた結果→

「自分は今の仕事に向いていない……」

「向いていないことをやっても時間の無駄だ」

という具合に、向いていないことをやることは苦痛ですし、向いていることをやった方がよっぽど生産的だという意見はとてもうなずけるものがあります。

僕は現在IT系の仕事をしています。

新卒でIT企業に就職し、そのままかれこれ6年ほどIT業界で働いています。

しかし僕は本来、超絶文系タイプの人間であり、理系のIT業界は大の苦手分野だったのです。

なぜ自分に向いていない業界に入ったんですか?

当時は自分にIT業界が向いていないなんて全く思ってなくて、むしろアプリ作ったりして楽しそうだなって前向きに考えていたんだ。
でもその後だんだん自分がIT業界に全く向いていないことが分かってきたんだよね…。

そんな中、自分が全く向いていないことを6年間やってきたのですが、今僕は結果的に、自分に向いていないことをやってきてよかったなと思っています

辞めたいと思いつつ向いていない仕事を6年間続けた結果、自分の価値は上がったと思っています。

とは言っても確かにしんどかったですし、世の中的には「向いていないことはやらない方がいい」という論調が多数派だと思います。

基本的に僕もそうだと思いますが、しかし必ずしもそうとも言えないと思っています。

ではなぜ僕がそう思うのかというところを、僕自身の経験を踏まえて詳しく以下に述べていきたいと思います。

向いていないことも続ければできるようになる

継続は力なり」です。

向いていないことでもそれを続けていると、いつの間にかできるようになっていきます。

まさに僕がそうでした。

僕は芸術肌の人間で、感覚100%で生きてきたような人間でした。

頭を使って考えるようなことを全くしてこず、何事も全て感覚で処理してきた人間でした。

そんな僕がIT企業に就職することにより、仕事をする上で論理的に物事を1から積み上げていく必要性が生まれ、当然全くそのようなことができず、めちゃくちゃ苦労しました。

「考えても考えてもよく分からない」
「相手に物事を伝えようとしても全く頭の中がまとまらず、喋ることがぐちゃぐちゃ」
「説明を受けても理解できているかできていないか分からず、結局理解できていなかった」
というように、僕はとんでもないポンコツ具合を発揮し続けました。

しかしそれでもずっと続けているうちに、いつの間に急にできるようになりました。

急にです。

IT業界で働き始めて、ちょうど5年経ったくらいの頃でした。

「学習曲線」というものがあって、学習を始めてもしばらくは思うように学力が上がらないのですが、ある時、急に学力がドーンと上がることが多いんですね。

へぇ、そうなんだ。
ずーっと一定のペースで学力が上がっていくっていうワケではないのね。

いつの間にか以前より理解力が深まっていましたし、相手に物事を分かりやすく伝えることもできるようになっていましたし、以前と比べて論理的に物事を考えることができるようになっていました。

純度100%の感覚人間でも、いつの間にか論理的な思考力が身に付いていました。

そして今では、頭を使って考えることにある程度自信を持つことができるようになっています。

ここまでかれこれ6年かかりました。

しかし僕の場合は僕が本当に超文系人間、超右脳型人間だったので、真逆の左脳を使う論理的なことができるようになるまで6年ほどかかりましたが、普通の人の場合ならもっと早くできないことでもできるようになるんじゃないかと思います。

こんな落ちこぼれだった僕でもここまでできるようになったという経験から、向いていないことでも、続けることでそのうちできるようになるんだと思っています。

自分のスキルの幅が広がる

自分の得意なことだけをやっていると、できることは得意なことのみになります。

しかし不得意なことができるようになると、自分ができることが得意なことと不得意だったことになり、結果的に自分のスキルの幅が広がることになります

できることが広がると、当然人生の選択肢が広がりますし、人生思わぬところで武器になってくるかもしれません。

得意なことだけを集中的にグングン伸ばしていきたいという方向性ももちろんアリですし、不得意なことを解消してできることを増やすという方向性もまたアリだなと思います。

確かに、野球とかでもオールマイティにどこでも守れる選手は重宝されたりするもんな

一つのことに飛び抜けていなくても、「なんでもだいたいはできる」という人もまた周りから重宝される存在ではありますよね。

できないことはないという自信がつく

もし自分に向いていないことができるようになれば、自分の中で自信が生まれるでしょう。

僕は論理的に考えることが本当に本当に苦手だったので、まさか自分ができるようになるとは夢にも思っていなかったですし、克服した時はその分「なんだってやればできる、できないことはない!」という自信というか確信みたいなものが自分の中に芽生えました。

不得意であればあるほど、それを克服した時の自信はとても大きなものになるでしょう。

そしてその自信の大きさは、その後の人生で色々な壁を乗り越える時に大きく背中を後押ししてくれることと思います。

得意分野がさらに得意になる

もし向いていないことができるようになると、それは結局得意なことにも活かせるんだろうと思います。

例えば僕は音楽を作ったりブログを書いたりしていますが、現在は論理的な思考力が身に付いたので、音楽を作った時やブログがうまく書けていなかった時に、「どうすればもっとうまくできるだろうか」と論理的に考えて改善点を見出し、それを改善していくことができるようになりました

その結果、得意分野の精度がさらに上がっていっています。

例えばバッティングが得意で守備が苦手な人でも、守備がだんだんできるようになり、守備で良いプレーができたりすると、それが次はバッティングで良いリズムを生むことにもなります

できなかったことができるようになれば、得意なことでもっと力が発揮できるようになると僕は思います。

確かに、守備で良いプレーをした後は気持ちがノってきて、次に自分がバッターをする時は結構集中力が研ぎ澄まされるもんな

できることが複数あると、それぞれが影響し合って良い結果を生みやすくなるのね!

このように、自分に向いていない分野もできるようになれば結果的に得意分野をさらに活かすことができる可能性が高く、「得意分野だけを突き詰めた人」とはまた違ったアプローチで得意な能力を発揮できる「珍しいタイプの人」、つまり「市場価値の高い人」になれるのではないかと思います。

しかし心が折れそうになるくらいなら頑張らず辞めた方がいい

と、ここまで色々書いてきましたが、しかし僕は、心が折れそうになるくらいしんどい思いをしているのであれば、もう頑張らず今やっていることをやめて別のことをした方がいいと思っています

というのも僕が過去に一度心が折れてうつ病になった経験があり、とてつもない苦しさを味わったことがあるので、何事も心が折れるほど頑張る必要はないと思っています。

向いていないことでも頑張って続けてみよう!」というモチベーションならいいですが、もし、「向いていないことでも頑張って続けてみよう、、、、、、」というモチベーションで心が折れそうになっているのであれば、辞めた方がいいと僕は思います。

それでも頑張りたいというのであれば止めることはしませんが、世の中には色々な仕事があるため、きっと他で自分に合った仕事を見つけることはできると思います

体や心を壊してまで頑張る必要があるのかということよね…。

そうですね…。
結果的にもう何もできないような状態になってしまっては元も子もないですからね…。

無理をしすぎない範囲で頑張れることを頑張ればいいと思います。

まとめ

以上、世の中の多数派とは違う僕の意見を述べてみました。

とは言っても、確かに僕も基本的には自分の得意なことをやっていくべきだと思っています。

自分の得意なことを仕事にできた方が収入はいいでしょうし、何より仕事が楽しいと思います。

しかし、僕の経験からすると、「向いていないことはやらない方がいい」とは必ずしも言えないです。

向いていないことをやり続け、その結果向いていないことができるようになった時のメリットも大きかったからです。

昔苦手だったことが、現在は僕の大きな武器となっていると感じています。

向いていないことをやることは無駄ではないと思います。

なので僕の主張としては、「できれば得意なことをやった方がいいが、しかし必ずしもそうとは言えず、向いていないことをやることで見出されるものもある」ということになります。

そうね、だから就職とかで自分に向いているか向いていないかを頭の中でグルグル考えているヒマがあったら、思い切って飛び込んじゃえばいいわよねっ!

まぁ、もし仮にそれが向いていなかったとしても、無駄にはならないだろうしな

それに人間は成長するようにできていますしね。
置かれた環境に近しい人間にだんだんなっていくと思いますよ。

変化の早い現代において、引き出しはたくさん持っていて損はないでしょう。

もし、「自分にこれが向いているか向いていないか分からない……」と業界に飛び込む前に尻込みしている人は、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?

意外と思いもしなかった能力が身に付くかもしれませんね。

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