考察

昇給だけじゃない!人事評価制度の構築に会社が全力を注ぐべき4つの理由

会社に所属していると、どこもだいたい1年に1回の頻度で昇給があるでしょう。

1年間の自分の働きを振り返り、そして人事担当者と面談をして給料が決まり、そしてまた1年後に再び昇給の時期が来て給料が決まり、そのまた1年後に昇給の時期が来て……。

確かに社員にとって給料の多寡は自分の生活状況に直結することなので、昇給はとても重要な意味を持っています。

しかし会社としてはただ単に社員の給料を上げるだけで本当にいいのでしょうか?

僕は社員の給料を上げることを目的として人事評価制度を運用するのは少しもったいないと思っていて、本来は会社の業績を上げることを目的として人事評価制度を運用すべきだと思っています。

なので評価期間が1年に1回しかないというのも僕は本来的には違うと思っていて、1年に4回くらいが妥当な頻度じゃないかなと思っています。

今やアメリカ企業の3分の1が1年に1回の人事査定を辞めているそうですね。

へぇ、1年に複数回人事査定をやるのが最近のトレンドになってきてるんだな

今までずっと1年に1回の査定だったからなんか変な感じー。ま、その分給料が増えていくんだったら嬉しいけどね!

まぁ、そもそもの話ですが、社員は会社と労働契約を結んでいるだけであり、契約内容にもよりますが、一般的には社員は決められた時間内で労働力を会社に提供すれば本来はOKなはずです。

しかし、ただ単に8時間働かせるのと、やる気や向上心を持たせて8時間働かせるのとでは労働の質は違ってくると思います。

僕は、労働者の労働時間をいかに効率的、生産的な時間に変えられるか工夫することが経営のとても重要な役割になってくると考えます。

社員の善意に頼るのではなく、会社としてどうやってより生産的に人を動かせばいいかを考えていく必要があると思います。

そこで、この記事では僕が考える会社の姿、人事評価制度のあり方についての大枠の部分を話していきたいと思います!

会社は結局どうやって人を動かしていくかが全て

当たり前ですが、会社を構成しているのは人です。

人が集まって会社ができています。

なので人がどう動くかによって会社のパフォーマンスが変わってくると言えます。

僕は会社員として6年半働いてきて、会社って結局はどうやって人を動かしていくかが最も大事なんじゃないかと思うようになりました。

人が増えればその分色々なタイプの人間が増えるということでもあり、それぞれが持っているスキルが違えばやる気も違います。

仕事ができる人もいればパフォーマンスがイマイチな人もいますし、出世を目指す人もいれば仕事をやりたがらない人もいるし、怒りっぽい性格の人もいれば気が弱い性格の人もいるし、こういった色々なタイプの人間によって会社は構成されます。

そしてこのように一つの空間に色々な人間が集まれば、やはり非効率的な問題が発生しがちです。

周りの人が思うように動いてくれなかったり、理不尽なことを言われたり、非協力的な態度を取られることだってあると思います。

また、合理的でなくても、立場や年齢が上の人の発言力はどうしても強くなりがちだと思います。

なので、こういったスキルや性格など様々な違いを持つ人々をもっと効率良く動かすことができるようになれば、仕事はもっとやりやすくなり、会社としても成果が上がりやすくなると思います

つまり会社としては、及第点である現状の50点の環境を、70点、80点にブラッシュアップしていく必要があると思います。

そして、50点の環境を70点、80点に底上げできるシステムが人事評価制度だと思います。

人事評価制度をうまく使えば人がより効率的に動き、その結果会社としても成果を上げやすくなってくるでしょう。

良い行動にアメを、ダメな行動に罰を与える

人事評価制度は会社内におけるある種の法律のようなものだとも思います。

良い行動は何か、そして悪い行動は何かという基準が事前に示され、「こういう行動を取ってほしい」と言われることで、人はある程度望ましい方向に沿って動くことができ、もし基準が何も示されなければ望ましくない行動を取る可能性が高まってしまうと思います。

なので人事評価制度の評価項目に良い行動、推奨される行動を書き込むことで、社員はその行動を取ってくれる可能性が高くなるでしょう。

例えば「クレームやミスがあった場合すぐ上司に報告していたか」や、「積極的に周りのサポートをしていたか」という評価項目があった場合、その評価制度のもとで働く社員はクレームやミスがあれば変に隠したりせず上司に報告してくる確率が高くなるでしょうし、周囲に非協力的な態度を取る確率も低くなるでしょう。

もし評価項目で推奨されている行動を取らなければ自分の昇給に響いてくるからです

ある意味、推奨されない行動を取ると罰が待っている(昇給額が少なくなる or 昇給なし)とも言えると思います。

このように、人事評価制度を構築して推奨される行動と推奨されない行動を社員に明確に示すことで、ある程度社員の行動に一定の方向性を与えることができます。

つまり、会社がある程度社員の行動をコントロールできるということです。

「うちの会社はこういうことを考えていて、あなたにはこういう行動を取ってもらいたい」ということを人事評価制度を通じて会社から社員に伝えられるので、経営者の理想とする会社の風土作りが進めやすくなると思います。

行動がバラバラな組織よりもある程度行動にまとまりがある組織の方が、やはり組織としての力は強いと思います。

会社に掌の上で転がされてる感じで、なんか嫌だな

そうかなぁ?私は自分がより成長できるんだったら別にそんなの気にしないけどね!

それを言ったら私たちは重力に逆らえないし、天気に行動が左右されますし、地球にも掌の上で転がされてますよね。そんなこと言って何か意味あります?

うるせー!

社員を成長させて会社の戦力を爆上げ!

「あなたには今後ここを目指してもらいたい」

社員はこう伝えられると、まずはその方向に向かって進んでいくでしょう。

そして数ヶ月後の面談で「Aを目指してもらいたいが、あなたはまだBにいる。このAとBの差は○○なので、今度はそこを頑張ってもらいたい」と言われると、社員は自分の課題をしっかり認識することができ、それによって効率的に成長していけるでしょう

このように社員に事前に成長の方向性を示し、そしてそれをフィードバックする機会を設けることで、効率的な人材育成が期待できます。

もし事前に成長の方向性を示されず、フィードバックも何もなければ社員たちはどこを目指せば良いかも分からず、ただ単に1日8時間働いて終わるでしょう

もちろん社員からすると生活をしていくために月ごとの固定給が貰えればそれでいいでしょうが、会社としてはただ単に1日8時間働かせて終わるのはもったいないと思います。

社員になるべく成長してもらい、立派な戦力として会社の一翼を担う人材が増えるに越したことはありません。

また、人はある程度生活が安定している場合、お金よりもやりがいを求める傾向にあります

なので社員が仕事にやりがいを感じられ、仕事に打ち込めるように動機付けをすることができれば、ただ単に1日8時間働いて終わりではなく、自分で工夫して色々考えたり、熱意を持ってより一所懸命仕事に打ち込むようになるでしょう。

そういう社員が増えてくると、会社としても業績を上げやすくなるはずです。

新しいイノベーションが生まれる可能性も高まるかもしれません。

「どうやって人を生産的、効率的、情熱的に動かすのか」

このように人の動き方を想像しながら人事評価制度は構築される必要があると僕は思います。

組織として安定させられる

みんな個性はバラバラなので、制度を使ってある程度社員の動く方向性を縛っておかないと組織は安定しないと思います。

人が辞めたり新しい人を採用することにより、会社では人が入れ替わっていきます。

個人的には昔、会社に新しく入ってきた人がモンスター社員で、みんながとても手を焼いていたという経験があるので、人の入れ替わりには怖い部分があるなと思っています

なので会社にある程度行動指針のようなものが目に見える形で存在していないと、モンスター社員の思うままになってしまうと思います。

そういう人がいると他の社員にも悪影響を与えますし、優秀な他の社員が辞めてしまうこともあります。

こうなると組織として安定しません。

なので定期的に業務や行動についてフィードバックする機会を設ける必要があるなと僕自身の経験上強く思います。

また、「あなたにはこうあってほしい」と行動指針を事前に示すことができていれば、社員の推奨されない行動に対して指摘しやすいと思います。

「うちの会社としてはこういう人材に長く働いてもらいたいんだ。でもあなたのその行動はうちの会社には適していない。そういう行動はやめなさい」

と言いやすいと思います。

そういうフィードバックの機会があれば、その人はその行動を改めるかもしれません。

しかしその人が行動を全く改めようとしない場合でも、その人が会社の行動指針に合っていないということであれば集団の心理として周りも非難しやすいですし、そうすればその人を自発的な退職に追い込むこともやりやすくなるでしょう。

アメリカのようにガンガン首を切れればいいですが、日本だとそうはいかないのでこういうやり方でやっていくしかないでしょう。

このように組織を安定させるには人事評価制度を構築して社員たちに会社の評価基準、行動指針を示しておく必要があると思います。

まとめ

以上、人事評価制度の必要性についてここまで僕の経験等を交えながら解説してきました。

僕は個人の資質、善意に頼るのではなく、制度によって人を動かしていくべきだと思っています。

全員が全員やる気に満ちているわけではないですし、全員が全員仕事ができるわけでもないですし、仕事は個人プレーではないからです。

個性が違う色々な人間をまとめていかなければいけないので、ある程度法則を持って人を動かすために制度で人を動かしていかなければいけないと思います。

とはいってもやはり制度を作るということはなかなか難しいと思います。

やはり人事評価制度を構築してもなかなか完璧な制度にはできないと思います。

しかし企業間での競争力を付けていくなら、やはり人事評価制度を構築して組織としての生産性、効率性、人材の育成力を高めていかなくてはいけないと思いますし、ここの制度構築に知恵を絞る価値は十分にあると僕は思います。

人事評価制度の構築、運用に緊急性はないでしょうが、しかしとても重要な仕事だと思います。

ホント、世の中色んな人間がいるもんな。それらをまとめあげるのって大変だよな

人事評価制度を構築しただけ全てを解決することはできないでしょうけど、しかしそれでもあった方が人材を有効に活用していけるでしょうね。

話とは関係ないけど、なんだかケーキが食べたくなってきたわ♪

会社としては人をどう動かすかがとても大事であり、人材を有効に活用する工夫、努力が会社を強くしていくんだと思います。

というワケで、ここまで長々とお読みいただきありがとうございました!

会社経営やってみてーなー

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